家族同然のペットとの暮らしの中で共有する空間。その場所にはデザイン性に優れたものが似合う。
ロビン・ペトラヴィック
スタンフォード大学でプロダクトデザインを学びMFA(Master of Fine Arts=美術学修士)を取得。卒業後、プロダクトデザインやエンジニアの仕事を経て、2003年に妻のキャサリンさんと共同で陶器メーカーヒースセラミックス社のオーナーに。
サンフランシスコ発祥の陶器メーカーとして1948年にスタートしたヒースセラミックス社。半世紀以上の歴史をもつメーカーとして知られるが、2003年にロビンさん夫婦がこの会社を買い取り、昔ながらの製法を守りながらリバイバルさせたことでも知られる。
サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡った先のサウサリートという港町に本社工場を構え、ロビンさん夫婦と長男のジャスパーくんもそのエリアで暮らしている。
3人とともに暮らすのが、ニューファンドランドドッグという超大型犬のオリバーと相棒の猫のバスターだ。「ペットの餌を小分け保存しているのはジップロックのストックバッグだよ。保存しておくのに便利だからね」。するとご飯を食べているバスターに気づいたオリバーがむくっと起き上がり、自分の餌が保存されたコンテナーから直接食べ出しみんなを笑わせる。「オリバーは僕たち家族のムードメーカーなんだ。一緒に寝てるかって?それは無理だね、だって押しつぶされちゃうよ」。